両親の離婚は花嫁修業?!

光目覚まし時計(inti square)
あれは私が中学3年生、受験生の夏でした。
父と私と2歳下の弟を残し、当時まだ幼稚園に通っていた1番下の弟を連れて、母親は家を出ていきました。
家に帰ると、母親がいない。
父親から「お母さんがお父さんと離婚したいって…」との電話。
何が起こったのか理解するのに、数日かかりました。
久しぶりに母親が家に来た時、一緒に暮らさないかと言われましたが、私は私が育ってきたこの環境を、地域を、友達を、残して去ることができませんでした。
こうして、父と母は離婚しました。
母親がいないというのは大変なことで、受験生である私が家事全般をこなさなければいけなくなり、初めは辛くて悲しかったけれど、不思議と母親を恨むような気持ちは生まれませんでした。
高校生になると、毎日お弁当を作るという試練が待ち受けていました。
早起きが苦手な私は、お弁当作りをサボって売店で買って食べることも多かったのを覚えています。
私が高校3年生になると弟も高校生となり、陸上部でガッツリ運動する彼に大きなお弁当を作る事が毎日大変でした。
冷凍食品ばかりのお弁当でしたが、ありがとうと言ってくれる、優しい弟です。
その頃には、母親と1番下の弟に会うのは1年に2回程になっていました。
歳の離れた弟は会う度に急成長を遂げていましたが、いつまでもかわいい弟に変わりありません。
兄弟なので似ているところも多く、とても気の合う、笑いのツボが一緒な弟といる時間は、いつも本当に楽しいです。
母親とは、時々会う友だちのような関係になっていきました。
会うと一緒にランチしたり、ショッピングをしたり…
これはこれでいい関係なのでは?と、思うようになりました。
現在私は結婚し、専業主婦をしています。
母親が出ていったことで、料理のノウハウが身につき、「冷蔵庫と相談」もお手の物となりました。
良い花嫁修業だったのかもしれません。
両親の離婚は悲しい出来事でしたが、今は全てを受け止め、それさえプラスにして生きているような気がします。

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